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鮮度保持ダンボールについて

野菜類の輸送には、"鮮度保持ダンボール"もよく利用されます。

これはダンボールの内側に特殊膜を作ったもので、防水、耐油性も備えているために野菜や果物、海産物、切り花などの輸送にも用いられています。

ところで、野菜の鮮度を保持するには低温・低酸素・高炭酸ガスという環境を作って野菜や果物の呼吸を強く抑えて冬眠状態にする方法がよく用いられます。

これはCA (Controlled Atmosphere Storage)貯蔵とも呼ばれ、通常空気中の気体は≪酸素21%/二酸化炭素0.03%/窒素78%/その他0.97%≫となっていますが、このうちの酸素を2~5%に低くし二酸化炭素を2~10%まで高くすると、野菜や果物の呼吸を効果的に抑えることができます。

通常のダンボールと発泡スチロール、それに鮮度保持ダンボールの3つを比較した実験によるとCA貯蔵の処理後24時間経過すると、通常のダンボールと発泡スチロールでは二酸化炭素の量が0.2~0.4%にまで低下していますが、鮮度保持ダンボールでは1%程度を維持しています。

また、野菜や果物は収穫後の"水分損失率"が5%を超えると売り物にならないと言われますが、先程の実験では、通常のダンボールで損失率は6.5%、発泡スチロールで1.3%、そして鮮度保持ダンボールでは発泡スチロールとほぼ同じ1.5%という結果が出ています。

他にも"温度の上昇"の比較では、通常のダンボール内は約1時間で温度が急激に上昇していますが、発泡スチロールと鮮度保持ダンボールは10時間くらいかけてゆっくりと上昇していき、野菜や果物に与えるダメージは最小限に抑えられていることが分かります。

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